貯蓄との比較
不動産による資産形成を現金、いわゆる貯金による資産形成と比較してみよう。例えば賃貸住宅に住んで家賃を支払いながら、月々10万円の貯金をして将来のために老後の資金づくりを行ったとしよう。毎月10万円なので年間120万円、利子を考えなければ結果的に2400万円の貯金ができているということだ。しかし家賃相場や物価が倍になってしまっていたとしたら・・・せっかく毎月貯金した老後の豊かな生活の為のお金は到底相場に合わず、せっかく貯めたお金の価値は大げさに言えば半分になってしまったということになるのだ。その時点で20年間働き続けて定年を迎えていたとすれば、おそらく若い時ほどの労働環境はみこめないだろうから、好景気のなかで賃金を稼いで生活を営むという事は難しい。あくまで想定なので、実際はこう単純にはならかもしれないが、不動産を所有しているということはある意味、景気の影響を受けにくい資産形成の方法のひとつといえるのだ。もちろん、貯蓄のメリットにある。いざというとき、すぐに大きなお金を動かす必要がある場合に、現金であれば手続きをふんですぐに引き出すことができるが、不動産の場合は売却など多少時間をかけて換金しなければならない。また不動産を所有している場合にはメンテナンス費用や税金などの様々な経費がかかることもある。貯蓄と不動産、それぞれのメリット、デメリットを理解したうえで、バランスよく資産形成を行い、老後の生活に備える必要があるかもしれない。